ポジティブアプローチであるAI(Appreciative Inquiry)
AIとは、「問いや探究(インクワイアリー)により、個人の価値や強み、組織全体の真価を発見し、認め(アプリシエイティブ)、それらの価値の可能性を最大限に活かした、最も効果的で能力を高く発揮する仕組みを生み出すプロセス」として、1987年に以下のメンバーにより提唱されたアプローチです。
- ケースウェスタンリザーブ大学のデービッド・クーパーライダー(David Cooperrider)
- タオス・インスティチュートのダイアナ・ホイットニー(Diana Whitney)
ポジティブ・アプローチ「AI」と問題解決型アプローチ
ポジティブ・アプローチ「AI」 (ありたい状態が内側から出てくる) | 問題解決型アプローチ (あるべき基準が外側からくる) |
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(1)スタート:良い空間の演出 | (1)問題を特定する |
(2)どうありたいか、最大の可能性を描く | (2)原因を分析する |
(3)本気で解決しなければならない課題を明らかにする | (3)解決方法を検討する |
(4)本気で取り組まなければならない課題に対して、新しい取り組みを始める | (4)アクションプランを作成する |
問題解決型の発想から、本気で解決しなければならない課題新しい未来とのギャップを埋めるポジティブ・コア(強み)へ
AI(Appreciative Inquiry)Practitioner
発明的問題解決理論TRIZ
TRIZの特徴
TRIZとは、特許中の問題解決のプロセスを効率的に分析/整理する手法です。
TRIZの考え方
特許とは、人間の知恵の集約です。そこで、TRIZでは、「アイデア」を得る手がかりを、発明者に求めたのではなく、特許の中に求めました。
つまり、特許中の問題解決のプロセスを効率的に分析/整理すれば、必ず、問題解決手法へ導く「発明級のアイデア」を短期間で創造することができると考えています。
TRIZの発展
ソビエト連邦崩壊により、TRIZ研究者たちが、欧米に渡り、企業内の研究・開発部門、コンサルティングや企業研修で活躍中しています。CREAX社は、1985年以降の米国特許他を研究・分析し、2003年3月TRIZ国際会議で発表をおこないました。
困難な課題(障壁) | アプローチ手順 |
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特許性のある革新的な新製品・新製造工程・新コスト削減策の完成を目的とした具体的で大きく困難な課題(障壁)に対して | (1)機能と属性分析などによる課題の抽象化 |
(2)課題の再定義で課題を抽象化 | |
(3)過去の解決事例等で抽象的解決案 | |
(4)変革的な革新的解決案 |